2021-01-01から1年間の記事一覧

日記

やっと短時間のリハビリができるようになったのですが、膝を痛めてしまいました。 読書会は再開して喜んでおります。11月は100分de名著のテキスト上野千鶴子著ボーヴォアールの「老い」を取り上げ、12月は「木かげの家の小人たち」いぬいとみこ著をしまし…

老いについてその3

自分が年寄りであることに対しての引け目を感じてしまうのはなぜか考えていました。夫と共にいたときは同じような時間を生きていて強いて説明もなしの自分でいられたのです。夫だけでも少しは自然体でいてもわかってもらえるような気分でした。 これが一人に…

老いについて その2

ここしばらく書く元気が出なかったので久しぶりの更新です。人手を煩わさず満足のいく生活を営むのには自分が動くしかありませんから、活気を取り戻したいです。 1人暮らしは本心で話す機会があまりないため、交流が少なく人間らしい「間」が作れないのが悩…

老い支度 その2

やはり自分はアウトサイダーで、少しインサイダーを気取っていたのでしょう。自然体でケアを受けにくいと感じています。 老人としての日常が平坦にいかないのです。今、デイサービスでお風呂と体操だけを希望したいのです。でもそれだけは選べないのです。演…

思い その5

自分が以前より気力が落ちてきて、危ういなって感じてはいるんですけど、最近ちょっと酷かったのです。過去の出来事が依然に増して思考をぐるぐるして、反省とも自由連想ともつかない纏まりがなくなっています。 対外的にはボーヴォワールの『老い』にあるよ…

読書会 7月22日

このところ老いに関心が集まり、課題図書は『百まで生きる覚悟』(春日キスヨ著 光文社新書)でした。 www.hanmoto.com どなたも直面している問題なのでいつもになく真剣な会話になりました。意志がはっきりしているうちに準備できることはするとして、終末…

6月27日放送 日曜美術館「三島喜美代 命がけで遊ぶ」を見て

www.nhk.jp おお、この現代アートの作家、88歳ですって。私より年がいっている。でも、なんでこんなに生命力に溢れ活動しているのだろうと映像に引き込まれてしまいました。 創造力、活力、並ではない。あくまでご自分の感性に突き動かされての行為でしょ…

6月24日 読書会

今月の読書会は7人の集いで、課題本は『在宅ひとり死のススメ』(上野千鶴子著 文春新書)でした。 books.bunshun.jp 皆さん老後をどのようにしたものか不安が多く、そして心定めにくい状態にあるかを語り合いました。この話題は1回では済まなくなって7月…

老い支度 その1

年老いた私として今後の準備は沢山あるけど、何人か看取った経験から言えることは、生活面で初めに来るのは排せつの問題でしょうか。なので、下半身の衣服の準備ですね。それも老いの階段によって変化していきます。 今は夏の時期なので手持ちの夏向きズボン…

独り暮らし1年目を終わるにあたり

振り返って考えてみると、この一年くらいは人生の中でかつてなかったほど、テレビのドキュメンタリー番組をじっくり見たり、ノンフィクションの著書を読む機会を持ちました。今までは多忙で時間を取っていなかったですし、コロナウイルスの影響ももちろんあ…

最近読んだ本

今の住まいは大きな図書館が近くて有り難いです。 以前から交流のあった友人に倣って、この1か月ほど戦前戦後に話題になった女性の伝記小説を読んでいました。著者は瀬戸内寂聴、全集5巻です。 www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.…

読書会  その4

5月27日読書会をしました。課題は100分で名著の中からブルデューの『ディスタンクシオン』」解説 岸正彦著を使って開きました。 www.nhk.or.jp www.nhk-book.co.jp 6人の会だったのですが、読みこなすには内容が深く大きくて意外性もあって大変だった…

読書会 その3

15日やっと小さな読書会をしました。課題は茨木のり子「寄りかからず」です。 www.chikumashobo.co.jp 様々な話題に発展し、始終賑やかでした。前から教科書などでお馴染みではあったのですが、著者の筋の通し方、表現の仕方に感じ入りました。これまであ…

老いについて その2

今一番老いを感じるのは何か大切なことを運ぶとき軽んじられるときです。確かに意思も弱ってきているし判断も偏りやすいです。難しい事です。老人の位置は微妙です。 不登校ついての本で雨宮処凛が言っていたように「あなたを大切にしてくれない場所にいては…

老いについて その1

老いを意識するのは難しいです。手足が痛むのであれこれ調べているうちに自分が痛風に罹っていることが分かりました。 薬嫌いなのに目薬、骨のためや、血圧、尿酸を下げる薬…とだんだん薬が増えてしまいました。そして、入れ歯も作り変える必要に迫られ、通…

アーミッシュの老いと終焉 (堤 純子:著)を読んで

www.michitani.com プロテスタントの人々の生活は以前から、興味がありました。かって、自分も10代後半にプロテスタントのミッションスクールで様々の作業をで学んだ事がありました。今もこの時の価値観は少なからず残っているように思います。このところ…

連れ合いの一周忌法要を終えて

ここ一年、彼の死後の後始末、自分一人の生活をするための準備を経てやっと心を落ち着けようとしていたら、新型コロナウィルスにまつわる騒動に悩まされてしまいました。 引っ越したための急な変化に心が合わせられない証に、強い高血圧症に見舞われてしまっ…

『父と娘の認知症日記』長谷川和夫・南高まり著を読んで

www.chuohoki.co.jp ご存じの通り、認知症研究者ご本人が認知症になられた記録なのですが、あまりに高名な方なので、どのような経過を辿られているか関心がありました。 恵まれたお立場にいらしゃることもあってのことなのでしょうが、読んでいてほのぼのと…

思い その4

ブルデューの『認識と反省性』(磯 直樹著 法政大学出版局)を読んで、私の実生活の人付き合いの問題の闇は深まってしまいました。集中して、雑念なしに読めていないようです。益々、自分流儀の勝手取りの読み方になっているようです。 www.h-up.com 確かに…

見送った連れ合いを思って

私たちは東日本震災の被災地に故郷がありました。彼の生まれは福島県の葛尾村です。 40年ぐらい前は彼の両親が健在で夏は子供たちをつれて帰っておりましたが、両親、跡継ぎの兄も他界し代替わりの後、ここ25年ぐらい帰省しておりません。 渡辺謙氏がここ10…

100分de名著 ブルデュー 「ディスタンクシオン」2020年12月を読んで

年末に教育テレビをみて感じ入りテキストを求めて、改めて読んでみました。 www.nhk.or.jp かなり重い内容なので時間をかけて味わってみました。自分のポジションを確かめる方向へずんずん引き寄せられました。まさに教育分析のような感じです。そして51ペ…

思い その3

新型コロナウイルスのためにすべての集まりは中止になりました。 読書会もです。ごく少数の家族での正月でした。 最近は本を読むか、テレビの番組を探してドキュメンタリーを見るか、いたずらにパソコンゲームをするかしておりました。その他は家事と散歩と…

かなしろにゃんこ。さんの本を読んで

本との出会いは相談の仕事をしている娘から貸してもらったのがきっかけでした。 おお、これは分かりやすいし、現実的だと感じました。 bookclub.kodansha.co.jp bookclub.kodansha.co.jp にゃんこ。さんの元気と判断力はどこから出てきているんだろう。私の…