2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

思い 34

めったに映画館に行かないのですが、10日ほど前話題になっている映画『オッペンハイマー』を観に行ってきました。 www.oppenheimermovie.jp 核物質が産まれた時代を通って生きてきた者としてはもう一度彼のことを確認し直したかったからです。 視覚的な刺激…

思い 33

以前に親しくなってお茶をする会でのことなのですが、まあ話してもいいかしらと思って、自分も家族も偏りが強くて困ってると話しをしたのです。そうしたら次回から、どうも空気が違ってしまったのです。あまり話しかけてこない、相手にしないって感じですね…

思い 32

最近のパレスチナ問題がこんな年寄りでも気になっています。ユダヤ人の文学は前から少しは読んでいたのですがパレスチナ系の人に関するものを全く読んでいないことに思い至り、エドワード・サイードの2009年に出た追悼集『エドワード・サイード 対話は続く』…

思い 31

年寄りになって自由な時間を持てるようになって自分の在り方が以前より観えて来ています。 実生活で得た知識や学んだ事柄の偏りが解って、うろたえております。それはある意味では荒い網で知識を掬い取って習得していたようなものだったなって感じです。 行…

思い 30

ソ連崩壊前後のエストニアを舞台にした物語『ラウリ・クースクを探して』(宮内悠介著 朝日新聞出版)を読んでみました。時代的にはラウリ誕生の1977年から46歳、現在までになっています。国境をまたいだ激動期に翻弄された若い世代の心情が伝わってきました…