連れ合いの一周忌法要を終えて

ここ一年、彼の死後の後始末、自分一人の生活をするための準備を経てやっと心を落ち着けようとしていたら、新型コロナウィルスにまつわる騒動に悩まされてしまいました。

引っ越したための急な変化に心が合わせられない証に、強い高血圧症に見舞われてしまっておりました。薬嫌いなのですがお風呂に入りたいためもあって11月からタナトリル1錠をつかっています。血圧は安定をみたのですが、やる気と思考の冴えないことに困っています。

やむを得ない事情であっても、年を取ってからの生活の変化は辛いものがありました。それと共に連れ合いの存在を今、感じております。大げさにいえば、暗黙の抑止力のようなものだったでしょうか。

影響し合っていないようで、お互いの生活感の鬩ぎ合いの様なものがありました。今それがなくなってみると力抜けしたようで、なんとも心もとないのです。彼の終末期はレビー小体型認知症的なものも出て滅茶苦茶で、難しい癌もあり食事も摂れなくなっていたのですが。

こんな弱音を吐いて少しほっとしました。自分の弱さを感じます。それに此のところ誰とも顔を合わせてじっくり会話ができない日が続くと元気が出ません。