読書仲間 『Ⅰさん』その2

Iさんが退院してらして二か月、食欲も大分戻られたようです。Ⅰさんに対してはお一人でよく生活されているなあと感心してしまうのです。人それぞれの立場の違い、そこから生まれてくる強さですね。

電話で食事のレシピなど話しているうちに、これからの生活の備えの話になりました。Iさんは具体的に寝たきりになった自分への備えの筋道が描けないし考える気力も弱って焦っているも、今を仕切るのに一人だと大変だとのことでした。それではと思って、春日キスヨ著『百まで生きる覚悟』を送ったのです。

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何度かのおしゃべりに「終章に具体的な老いの身じまいが提示されていて大変役立ちました。参考にしてピックアップして自分が必要に迫られていて、それもありだなって、できるものから」といった軽い話でしたが、私の方がホッとした感があります。少しは考えるヒントになったようです。

前はガラケーだったので、先ずはスマホを買われたのでメールのやり取りがスムースなり、買い物が確保されたようです。現在通院で抗がん剤治療を始められたそうなので、抗がん剤治療を終えたら地域包括支援センターが近くにあるので行ってみるとのことでした。

抗がん剤の治療経過を待って会いにいきたいです。お会いして、10年くらいのお互いの変化など、時間と共にあったものを感じてみたいです。