老い支度

読書仲間 『Ⅰさん』その2

Iさんが退院してらして二か月、食欲も大分戻られたようです。Ⅰさんに対してはお一人でよく生活されているなあと感心してしまうのです。人それぞれの立場の違い、そこから生まれてくる強さですね。 電話で食事のレシピなど話しているうちに、これからの生活…

思い その15

考えてもいなかったようなことが年とともに起こります。私はナッツ類や煎餅など乾きものをおやつに食べるのですが、それによって前歯を痛めて根本からぽっきり折ってしまったのです。痛んで後始末が大変でした。 歯の質まで変化していることを考えに入れず、…

思い その7

ここのところ、自分が書いているこんな文章に疑問を感じ、やめてしまっておりました。そんなことを近所に住む子供に話したら呟きでいいんじゃないなんてあっさり言われてしまいました。 私としては自分の失敗や工夫を同時代のかたに愚かさも含めて開示したい…

思い その6

一人で暮らす老人として、ケアを少しずつ受けるようになって感じられることは沢山あります。はやり言葉のようにボーッとしてはいられないところがあります。投げやりや丸投げは自分の後々の失敗や苦しみ、そして後悔につながっていくようです。 今のうちは自…

前記事の続きとして

先日、上野千鶴子氏の講演をリモートですが、伺う機会に恵まれました。弱者、要介護者、認知症、障碍者この4例に安心してなれる社会をとおしゃっておられました。 www.pref.saitama.lg.jp 考える事あまりに多くのこりました。上野さんのように深く理論武装で…

読書について  その2

週1回、3時間で入浴と食事のデイサービス、週2回の通所リハビリを受けられるようになりました。ちょっときびしいですが、リハビリはかなり本格的で体が動くようになり効果的でいいです。このような状態になって介護保険について真剣に学んでみようと思うよ…

老いについてその3

自分が年寄りであることに対しての引け目を感じてしまうのはなぜか考えていました。夫と共にいたときは同じような時間を生きていて強いて説明もなしの自分でいられたのです。夫だけでも少しは自然体でいてもわかってもらえるような気分でした。 これが一人に…

老いについて その2

ここしばらく書く元気が出なかったので久しぶりの更新です。人手を煩わさず満足のいく生活を営むのには自分が動くしかありませんから、活気を取り戻したいです。 1人暮らしは本心で話す機会があまりないため、交流が少なく人間らしい「間」が作れないのが悩…

老い支度 その2

やはり自分はアウトサイダーで、少しインサイダーを気取っていたのでしょう。自然体でケアを受けにくいと感じています。 老人としての日常が平坦にいかないのです。今、デイサービスでお風呂と体操だけを希望したいのです。でもそれだけは選べないのです。演…

読書会 7月22日

このところ老いに関心が集まり、課題図書は『百まで生きる覚悟』(春日キスヨ著 光文社新書)でした。 www.hanmoto.com どなたも直面している問題なのでいつもになく真剣な会話になりました。意志がはっきりしているうちに準備できることはするとして、終末…

6月24日 読書会

今月の読書会は7人の集いで、課題本は『在宅ひとり死のススメ』(上野千鶴子著 文春新書)でした。 books.bunshun.jp 皆さん老後をどのようにしたものか不安が多く、そして心定めにくい状態にあるかを語り合いました。この話題は1回では済まなくなって7月…

老い支度 その1

年老いた私として今後の準備は沢山あるけど、何人か看取った経験から言えることは、生活面で初めに来るのは排せつの問題でしょうか。なので、下半身の衣服の準備ですね。それも老いの階段によって変化していきます。 今は夏の時期なので手持ちの夏向きズボン…