思い その6

一人で暮らす老人として、ケアを少しずつ受けるようになって感じられることは沢山あります。
はやり言葉のようにボーッとしてはいられないところがあります。投げやりや丸投げは自分の後々の失敗や苦しみ、そして後悔につながっていくようです。

今のうちは自身でてきぱき決めて実行できますが、それがかなわなくなった生活になることをはっきり、明確に思い描く想像力が要求されています。置かれている環境を推し量る知識はどうしても必要です。ことに私の場合は自分の望みを明確化することです。使う用具をシンプルにして、必要に応じて確かめつつ、揃えていくことでしょうか。

それと受けるケアに自分である程度納得ができるかどうかにかかっています。最初に老化は右ひざと前かがみの姿勢に現れてきました。ことに右ひざが痛み少ししか上がらず一人での入浴が困難になっています。低い椅子に座るのが難しいです。湯船にしゃがみ込むのは苦しいし立ち上がれません。

しかし、このところ整形外科で行われている短時間リハビリテーションを週間2回受けられ、体を動かせるのはとても体にも心にも良い影響がでています。一人では体を効果的に動かすポイントがうまく見つけられないのです。ちょっと厳しいかなって思えるくらいが良いです。そのあいだに散歩を何とかやっています。

しかし、今はなんと言っても会話ができる仲間がほしいです。