前記事の続きとして

先日、上野千鶴子氏の講演をリモートですが、伺う機会に恵まれました。弱者、要介護者、認知症障碍者この4例に安心してなれる社会をとおしゃっておられました。

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考える事あまりに多くのこりました。上野さんのように深く理論武装できることなど遠い存在です。しかし明快な話題とお話しぶりに勇気と元気をいただきました。

ナノ人間と言うか、ちいさい小さい市井の1人としての意識を何処かに持っていましょうという思いがあって、言い出せにくかったのですが思い切って介護保険の利用の仕方について質問してみました。堂々と利用すべきだと励ましていただきました。

しかし末端の被介護者がケアマネージャーに繋がるまでの個人の溝の話は出せませんでした。でも今はとてもそのあたりのことで問題を感じているのです。介護保険を被保険者がどうマッチングした形で使うかということです。

一般的に見て、いざ使わなければならない状況になっているときは被保険者には理解ある通訳者が必要になっていることがが多いようです。本来は被保険者がサービスにたいする知識が必要です。しかし実際には浅い形になっています。上野さんがご指摘されているように、仕組みの中で使えるサービスを1個人として納得ある形に落とし込むよう少しずつ準備するのは大変ですが、大切です。

幸い私には翻訳してくれる子供がいるのですが、本当に現状を理解するかたがおられない独り身の方を思うと身につまされます。私の課題では無いのですが、もっと安心できる法策がないのか考えてしまいます。そして使う者の責任、自己決定、いつも私にも迫られていると感じています。