老い支度 その2

やはり自分はアウトサイダーで、少しインサイダーを気取っていたのでしょう。自然体でケアを受けにくいと感じています。

老人としての日常が平坦にいかないのです。今、デイサービスでお風呂と体操だけを希望したいのです。でもそれだけは選べないのです。演歌を歌うことや、簡単なゲーム、パズル、塗り絵、簡単な工作がセットになっています。

プログラムは参加して体験をしてみないと時間の配分も分からないのです。お風呂と体操のために長い時間あまりしたくないことで過ごすことになっています。ことに演歌は苦手なのです。楽しめない私は周囲にも職員の方も扱いにくい利用者になっているでしょう。演歌の時間は静かに補聴器を外しています。

これから先、何が自分にマッチした選択か既存のサービスの検討をしっかり試みるつもりです。一人の老婆として自分に親しめるサービスは何か探ってみるつもりです。自分に合ったサービスを選ぶためには自分で確かめる気力が必要です。

しかしケアマネージャーや娘にも力を借りなければ事は進みません。ケアって何か、あまり考えもしないでいで夢中でやってきたし、受ける事になって初めてこんなにも困惑するものとは思い至らなかったです。