思い 37

この2年間で娘と自分の関係が大きく変化しました。
ああ、自分はケアされる者となったなという思いです。彼女は深くはどんなふうに感じているか分かりませんが、昔と完全に逆転しました。「最近自分の行動に失敗や抜けたところがあってね」と話したら、「それもまあいいよ、年なんだからいいんじゃない?」みたいなことを言われほっとしました。今までにない安堵感と幸せ感を味わいました。

おお、こうして素直に子供がえりしていければいいなって感じたことでした。ふっと、やがては手助けしてもらうことさえ意識できなくなることを考えました。そこまでいったら完全に赤ん坊になりますね。こんなこと思って、いまからその時期まで、娘とどんなふうに摺り合わせをしていくのか、そしてどのような出会いがあるか味わいたいです。
現在は、腰の狭窄症のリハビリ、買い物運搬、水回りの掃除は委託です。料理,洗濯、レクリエーション、シャワーは時間をかけてマイペースでやっております。大まかな経済的なことはしていませんが自分で交際費や小さい楽しみに使うお金は欲しいので枠の中でやっています。
聴覚に問題があるので補聴器、あと入れ歯の費用だけは計画に入れるのは必須です。娘に対外的なことはしてもらえて安心しています。気になるところは生活の中でおこる外部との接触や老体への風当たりです。でもそのへんは負けないで居たいです。弱気になりかねませんが。