読書

独り暮らし1年目を終わるにあたり

振り返って考えてみると、この一年くらいは人生の中でかつてなかったほど、テレビのドキュメンタリー番組をじっくり見たり、ノンフィクションの著書を読む機会を持ちました。今までは多忙で時間を取っていなかったですし、コロナウイルスの影響ももちろんあ…

最近読んだ本

今の住まいは大きな図書館が近くて有り難いです。 以前から交流のあった友人に倣って、この1か月ほど戦前戦後に話題になった女性の伝記小説を読んでいました。著者は瀬戸内寂聴、全集5巻です。 www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.iwanami.co.jp www.…

読書会 その3

15日やっと小さな読書会をしました。課題は茨木のり子「寄りかからず」です。 www.chikumashobo.co.jp 様々な話題に発展し、始終賑やかでした。前から教科書などでお馴染みではあったのですが、著者の筋の通し方、表現の仕方に感じ入りました。これまであ…

アーミッシュの老いと終焉 (堤 純子:著)を読んで

www.michitani.com プロテスタントの人々の生活は以前から、興味がありました。かって、自分も10代後半にプロテスタントのミッションスクールで様々の作業をで学んだ事がありました。今もこの時の価値観は少なからず残っているように思います。このところ…

『父と娘の認知症日記』長谷川和夫・南高まり著を読んで

www.chuohoki.co.jp ご存じの通り、認知症研究者ご本人が認知症になられた記録なのですが、あまりに高名な方なので、どのような経過を辿られているか関心がありました。 恵まれたお立場にいらしゃることもあってのことなのでしょうが、読んでいてほのぼのと…

100分de名著 ブルデュー 「ディスタンクシオン」2020年12月を読んで

年末に教育テレビをみて感じ入りテキストを求めて、改めて読んでみました。 www.nhk.or.jp かなり重い内容なので時間をかけて味わってみました。自分のポジションを確かめる方向へずんずん引き寄せられました。まさに教育分析のような感じです。そして51ペ…

思い その3

新型コロナウイルスのためにすべての集まりは中止になりました。 読書会もです。ごく少数の家族での正月でした。 最近は本を読むか、テレビの番組を探してドキュメンタリーを見るか、いたずらにパソコンゲームをするかしておりました。その他は家事と散歩と…

かなしろにゃんこ。さんの本を読んで

本との出会いは相談の仕事をしている娘から貸してもらったのがきっかけでした。 おお、これは分かりやすいし、現実的だと感じました。 bookclub.kodansha.co.jp bookclub.kodansha.co.jp にゃんこ。さんの元気と判断力はどこから出てきているんだろう。私の…

読書会 その2 -『愛と暴力の戦後とその後』(赤坂真理著 講談社現代新書)を読んで-

12月の課題本は盛り沢山の内容でした。 bookclub.kodansha.co.jp 日本の教育制度について、そして近現代史がどの様にカリキュラムのなかで扱われているか、憲法制度などなど。歴史や政治の裏側について学び、深めること、決意しておくことがたくさんありまし…

赤坂真理著『愛と性と存在のはなし』 (NHK出版新書640)を読んで

www.nhk-book.co.jp 81歳になった私が読んでも心波立ちました。心の揺れが鎮まるのを待って、書き始めました。2日ほどの時間の中で自分の感性を探めました。そしてたぶん死に至るまで、個人として自分であることの感じ取りは、何らかの形で残るように意識さ…