読書について その6

何で本を読むのをこんなに続けているか考えてみました。同じ時代を生きる他の方を知りたいって思うのです。自分の家族や周囲が自分から見ても一方的だったり、非常識だったり、それに自分もかなり染まっています。

前記で彩瀬まる著の『不在』(角川書店)についての自分の感想の書き足りなかったものの中にも多くあります。『不在』は世代交代する家族、ジェンダー問題、子育てやことに自由について、個人の多様性、経済的あること、分かりあうこと、大盛、多彩です。『不在』は今に通じていて、とても現実的です。4世代にまたがる物語です。

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お若い作者がどの様に思考してここまで表現されたか驚きです。自分などは身に降りかかって気づくことが多く、老いも80歳を越してその先を現実として考えるようになったのです。

今できることを自分なりにやって、親族や身近な出会いがあったら分かり合えるようにしたい。分かり合うことがどの様に問題解決につながるか感じさせる作品でした。難しいことも多いけれど。