思い その2

先日55年程前出会いのあった教え子と、55年ぶりに電話で会話する機会がありました。

彼は国立大の法学部をでて民間のIT企業で2年程働き、Uターンして地方都市の公務員になった方です。かなりの覚悟があってご自分の足場をつくってこられたように感じました。ずっと長い間生活に困難な人々の支援にあたって来たようなのです。

困難な問題の渦中にある人々が法の知識不足のために受けられるサービスの機会を逃しているのを助けてきたと話していました。部署は教育委員会から家裁まで関係していて、最近は退職後何年か離婚の調停員をしていたようです。援助してくださる方との出会いも大切ですが、受け手の方の性格や能力も大事であると強く感じました。そして受け手の格差が多く関係しているようです。

わたしの長女もひとり親で、将来を危ぶんでいる中学生の男の子がいます。感覚過敏と集中力に問題があるようです。

母親としては状態に充分困っていて、医療にも繋がり、薬も使っています。しかし、その先どう実生活と取り組むべきか迷い、足踏みしている状態です。

私の課題ではないのですが、渡部伸著『まんがと図解でわかる障害のある子の将来のお金と生活』を読んでおります。親の責任の問題なのです。本当にどのように生活を組み立て意識し、周囲や受けられるサービスや枠組みを求めるのは親の気づきと決心です。

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