思い その18

先週、柚木麻子著『らんたん』(小学館)を読んでみました。歴史小説で河合道の生涯にまつわる物語でした。明治以来の名だたる女性たちがやわらかに描かれていて読んで私自身、ほっとしました。そして大成した女性の社会進出とその繋がり、立ち位置など知ることが出来、興味深かったです。 

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その後に鈴木涼美著『浮き身』(新潮社)を読んでみました。

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以前、彼女と上野千鶴子氏との往復書簡『限界から始まる』(幻冬舎)を読んで昏迷状態に陥り、これもありなんですと自分に向かって呟いたことを思い出して挑戦してみたのです。

鈴木涼美の青春時代の一部分が切り取られているのでしょうが、女が生きるということがここまで多様化しているようだと考察することになりました。

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