読書について その14

ここにに引っ越してきて立ち上げた読書会は今年で立ち消えとなりそうです。本を読み会話する人口が減っているのでしょうか。それにしても私の運営のしかたがよくなかっためも大いにあります。結局実質3人になってしまいました。会員の方の勧めで、10月の主題は『歎異抄』を3人で学ぶつもりです。
阿満利麿『歎異抄にであう-無宗教からの扉』NHKこころの時代のテキストを使う予定です。心の時代の阿満先生の9月末の最終講義をうかがったのですが、心温まるものでした。

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10月の会では理解しやすい、テキストの現代語訳を追いながら読み込み話し合う予定です。ことに自分にとって13条を味わうと昔読んだホルネイの自己分析が心をよぎりま

した。

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宗教や思想をテーマにすることは厳しくもあり、暖かくもあり、気を使い、そして難かしく感じました。また親鸞思想の歴史を少し知ろうとしたのですが大変なことだと分かりました。
近い時代の著書 中島岳志著『親鸞と日本主義』を読んでみました。大正、昭和時代に一大ブームがあり、多くの知識人であり信者が国体に近づかざるえなかったことを知りました。このような時代の様子が、自分のようなものにはことに終章がまとまっていて、今後の学びに手引きになりそうです。そして、あとがきは著者の思いが私への励ましとなっておりました。

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自分にとって宗教の存在は確かなのですが、深く帰依するまでになっていないのです。今また歎異抄が話題になっているようなのですがその理由を考えております。