読書について  その12

今、世界中の誰もがソ連ウクライナ侵攻の影響をうけているように感じます。私のように年寄りの一人り暮らしでさえ食品の値上がりで予算を変更したりしています。これまでになく、世界の中でミクロの存在として生きてるって感じます。

でも、あまりに世界史を正確には分かっていないのです。そして最近、時代による価値判断の変化に興味が引き寄せられています。最近今年出された『なぜ人類は戦争で文化破壊を繰り返すのか』(ロバート・ベヴァン 著 駒木令訳)を読んでみました。

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主に20世紀の事象が著されているのですが、破壊された事態から見えてくる事柄に驚いてしまいました。史跡ばかりではなく壁の持つ意味も単純ではないことを知りました。

世界地図をみながら少しずつ進んでいきましたが、私の理解力ではほんの表面しか伺うことはできません。しかし信条、宗教、領地、有史からの怨恨、争いは凄まじいものが感じられました。持てる知識のフル回転となりました。

人間の本質って何であろうかとまた私なりに考え込んでいます。